北京
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習近平国家主席は29日、北京の人民大会堂でスイスのマウラー大統領と会談しました。
習主席は席上、「中国とスイスが国交を樹立して70年近くが経つが、両国関係は終始一貫して中欧関係の先頭をリードしている。両国が革新型戦略パートナー関係を結ぶことは、中国が外国と革新を旗印とした戦略パートナー関係を結ぶ初めての試みとなる」と指摘しました。
習主席はさらに、「双方は相互尊重、相互信頼のパートナー精神を貫き、各レベル・各分野の対話と交流を強化すべきだ。中国とスイスの自由貿易協定は欧州諸国の先頭を行く存在だ。我々は『一帯一路』の共同建設を両国間協力の新たな目玉とし、協力共栄の開放精神の下に、経済のグローバル化と貿易の自由化を断固として守っていかなければならない。我々は今後も、スイス企業を含む外国企業に開放的かつ公平なビジネス環境を整え、交流と学び合いのヒューマニティを提唱し、来年の国交樹立70周年祝賀イベントの企画と準備に積極的に取り組んでいきたい」としました。
マウラー大統領は、「過去70年来、スイスと中国の間の相互理解は日増しに深まり、両国関係は理想的に発展してきている」とした上で、習主席の第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムにおける基調講演の内容について「心から賛同する」と評価しました。さらに「『一帯一路』は雄大かつ平和な構想であり、異なる地域、民族、文化を持つ国家を一つに結び付けるもので、世界経済の成長と繁栄を力強く後押ししていくだろう」と述べ、スイスが「一帯一路」共同建設の欧州における推進に注力し、同枠組み内における中国との協力強化に取り組んでいく考えを示しました。(洋、む)