北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は26日、北京で行われた第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの開幕式に出席し、「心を一つに、『一帯一路』の美しい未来へ」と題した基調演説を行いました。この演説は国際社会から高く評価され、大きな反響が寄せられています。その多くが、「演説の中で打ち出された、グローバルな相互連結型パートナー関係の構築、国際的な発展協力の強化といった見解は、各分野での実務協力にプラスになるだろう」と示しています。
ドイツのデュースブルク経済促進局のラルフ・モイラー局長は、「相互連結は関係地域の経済発展に活力を注ぎ込んだ。現在、中国とヨーロッパを結ぶ鉄道数本がデュースブルクに通じる路線を開通しており、デュースブルクから中国の成都や西安、武漢などに到り着けるようになっている。これにより、多くの鉄道や物流、輸出入貿易会社がデュースブルクに拠点を置くようになり、地元のサービス業も急速に発展している」と述べました。
ロシア科学アカデミー極東研究所のアンドレイ・オストロフスキー副所長は「現在の世界経済は、一部の地域で減速し、需要が減少し、貿易総量が落ち込み停滞するといった問題に直面している。保護貿易主義や反グローバリゼーションの思想が台頭する中で、『一帯一路』の構築はグローバル貿易の回復にプラスになる」との見解を示しました。
また、イタリア・ロレンツォ・デ・メディチ国際関係研究所の学者ファビオ・マッシモ・パレンティ氏は、「包摂的な発展と、技術イノベーションおよび社会発展のメリットを分かち合うことで、『一帯一路』イニシアティブは国際的な共通認識となった」と語りました。(玉華、謙)