北京
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第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの円卓会議が27日午前、北京市郊外の雁栖湖国際会議センターで開かれ、40カ国の政府首脳や国連、国際通貨基金(IMF)の代表らが出席しました。習近平国家主席が座長を務め、「質の高い『一帯一路』の共同建設」をテーマにあいさつをしました。習主席は、「各方面とともに『一帯一路』の『細密画』を描いて、より深く実務的なものとし、各国に福祉をもたらしていく」と述べました。
また習主席は、「一帯一路」の理念の健全化、重点の明確化、体制の強化という三つの提案をしました。
まず、理念の健全化について、「一帯一路」を国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」と結び付け、国際社会で受け入れられるルールや基準、最善の実践策に合わせていきながら、経済成長や社会の発展、環境保護を進め、各国に実利をもたらし、共同発展を実現するというものです。
次に、重点の明確化について、全方位の相互連結(コネクティビティー)を強め、インフラ建設を主軸に、産業の集中、経済成長、国民生活の改善を促す総合的な効果を生むとしています。
そして、体制の強化について、相互連結のパートナーシップを構築し、開放型の世界経済を作り上げ、保護主義に反対し、「一帯一路」と各国の取り組み、地域や国際開発計画との結びつきや、共同発展に取り組み、共通の利益を拡大していくということです。(Lin、森)