北京
PM2.577
23/19
新華社通信によりますと、21日午後2時48分、江蘇省塩城市響水県陳家港鎮の天嘉宜化工株式会社の化学品貯蔵タンクが爆発し、周辺にある16社の企業も被害を受けました。消防隊によって現場の火は消し止められ、空気汚染物の指標は許可範囲内に収まっています。今のところ、この事故で47人が死亡、90人が重傷を負い、一部の村民が怪我をしているということです。
事故発生後、中国共産党中央と国務院はこれを高く重視しています。欧州を歴訪中の習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は、「江蘇省と関連部門は全力を挙げて救助活動を行い、現地社会の安定を守る。そして、事故による環境汚染と二次災害の発生に警戒するほか、できるだけ早く事故の原因を解明し、権威性ある情報を公開すべきである」と重要な指示を下したほか、「最近、一部の地域の工場などで重大事故が相次いで起きた。それぞれの地域の政府と関連部門は事故から教訓を学び、隠れた危険への点検を強化し、安全生産責任制という制度を厳格に履行して重大事故の発生を防ぎ、人々の身の安全と財産の安全を確保しなければならない」と強調しました。
この事故について、李克強中国共産党中央政治局常務委員兼総理は、「捜索救助活動を科学的かつ効果的に行い、負傷者の治療に取り組んで効果的な措置を取り、危険物の管理に全力を尽くすよう」に指示したほか、「応急管理部門は各地の化学品による危険性をさらに調査し、排除することを促すべきだ」と述べました。
習主席の指示と李総理の要求に従って、応急管理部門と生態環境部は、それぞれ現地にワーキングチームを派遣しました。これらのチームは、現地で救助活動や環境観測モニターリングを指導します。(任春生、星)