北京
PM2.577
23/19
外交部の耿爽報道官は21日の定例記者会見で、「中米双方は、文化交流の推進へ環境を整え、国民同士の理解や友情を深め、関係を安定して発展させるよう基盤作りに努めるべきだ」と強調しました。
耿報道官は、習近平国家主席が20日に中国を訪れている米国ハーバード大学のバコウ学長に面会した件について触れ、習主席はバコウ学長が学長就任後の最初の訪問先に中国を選んだことを賞賛したと紹介しました。その上で習主席は、「教育面での交流や協力は中米関係の重要な部分であり、両国民の友情増進にもつながる」と述べ、ハーバード大学を含む米国の教育研究機関と幅広い交流や協力を展開していきたいとの考えを示したとのことです。
一方、バコウ学長は、「ハーバード大学だけでなく米国の大学を代表して、両国間の教育面の交流に取り組みたい。長い目で見れば、大学など教育文化機関の交流や協力の強化は米中関係の促進に大きくつながる」と述べました。
これについて耿報道官は、「国の友好は人から生まれ、交流で深まる。中米両国はビジネス、教育、文化、学術などで密接な交流や協力を維持している。また各界の関係者も盛んに交流しており、往来する人の数は年間のべ500万人を超えている」と述べ、文化交流の更なる増進を呼びかけました。(洋、森)