北京
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新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターは17日、中国から昨年10月に提供され、同センターで飼育されているトキ2羽のうち、メスの「グァングァン(関関)」が16日に卵1個を産卵したと発表しました。
保護センターの発表によりますと、飼育スタッフは16日に監視カメラを通じて、「グァングァン(関関)」の小屋で1個の卵を発見し、映像を確認したところ、日本時間16日午後4時49分に産卵したことが分かりました。交配相手は同センターで飼育されている3歳のオスで、2月中旬から互いに小枝を送り合う求愛行為が確認されていたということです。
昨年10月、中国は日本にトキ2羽、メスの「グァングァン(関関)」とオスの「ロウロウ(楼楼)」を提供しました。今回は新しく提供されたトキが日本で初めて産卵し、有精卵と診断されれば、4月中旬頃にヒナが誕生する見通しです。
報道によりますと、2003年、日本産最後のトキ「キン」が亡くなり、日本血統のトキは絶滅してしまいました。「グァングァン(関関)」と「ロウロウ(楼楼)」を送る前に中国側は日本側に5羽のトキを提供し、日本でトキ個体群の再建を支援しました。現在、日本で繁殖・育成されたトキは、すべて中国トキの子孫になるということです。(Lin、星)