北京
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観光説明会を開催するアルゼンチン駐上海総領事館スタッフ(撮影:鍾昇)
2019年蘇州国際観光展が8日から10日にかけて開かれ、世界の様々な国が中国からの観光客誘致に向けた説明会を開催しました。
文化と観光部の統計によりますと、2018年に中国で国内観光に出かけた人数は延べ55億人に達しています。これは、平均すると、毎年一人当たり4回観光に出かけている勘定となり、中国がすでに国民皆観光というべき時代を迎えるようになっていることが看取されます。また、同時期、海外旅行に出かけた中国人の数は延べ約1億5000万人に上り、中国は世界で最大の観光客送出国となっていることから、より多くの新興観光地が中国市場に注目するようになっており、なかば争奪戦の様相を示しています。
また、最近では こうした各国による観光客の争奪戦の他にも、一部の中国人が海外に進出、観光市場の開拓に着手しています。例えば、蘇州に住む呉中恵さんは、日本を旅行した際に、宿泊難の情況を目にしたことから、自ら京都で民泊業務を展開し、今では、毎月約70万元の収入を得るようになっているということです。こうした民泊業務について、李さんは、「自ら業務を展開することで、中国人観光客が日本の日常生活を体験すると同時に、地元の人との文化的なトラブルを避けることも出来る。今後は新たなサービスを提供し、中国人観光客にこれまでにない新鮮な旅を体験してもらいたい」と抱負を語りました。(非、む)