北京
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9日の記者会見で内外記者からの質問に答える銭克明商務部副部長(撮影:李晋)
商務部の銭克明副部長は9日、第13期全国人民代表大会第2回会議の記者会見で、「ここ数年、一部の国で外国企業に対する安全面の審査を強化しており、中国企業も影響を受けている。商務部はこうした声をかなり耳にしており、現在、詳しく調査している」と述べました。
銭副部長は「われわれはあらゆる形の保護主義に反対し、安全措置の乱用や正常な投資活動への障壁作りは望まない。関係国と共に公開で透明、便利なビジネス環境を作り、開放型の世界経済を築いていく」と述べました。
銭副部長はまた、「中国の対外投資は世界を牽引する重要なエンジンである」と述べています。去年、中国の対外直接投資額は各国間で上位となる1300億ドルに達し、また投資の質も効率も大幅に向上しており、製造業の占める割合が高まっています。さらに、各国に170万人以上となる雇用をもたらし、収めた税額は400億ドル近くに達したということです。
さらに、銭副部長は今後について、「海外に貿易協力エリアを設置もしくは拡大して協力の舞台としていくほか、海外投資や運営の能力を引き上げるため企業を養成していく」と述べました。(Lin、森)