北京
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王毅国務委員兼外交部長は27日、浙江省の烏鎮で、中国・ロシア・インド3カ国の外相会合に出席し、その後に行われた共同記者会見で、「国際情勢や3カ国の協力について意見を交わした上で、8項目について合意した」と述べました。
王外交部長によりますと、
一、3カ国はともに大国かつ主な新興経済体として協力を強める必要がある。
二、当面の課題に対応するため、多国間主義を維持しなければならない。
三、主要20カ国・地域(G20)、アジア欧州会議(ASEM)、ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ(BRICS5カ国)、上海協力機構、東アジア協力などの枠組みで交流を強める。
四、あらゆる形のテロリズムを取り締まる。
五、一国主義や保護主義に断固反対し、ルールを基礎とする多国間貿易体制を維持する。
六、包摂的な対話を通じて、重要な問題について政治的に解決する。
七、3カ国指導者会合は重要な戦略的意義を持っているため、年内に様々な場で改めて会談し、3カ国の協力を導く。
八、3カ国の協力を拡大し、国防相の会談メカニズム設立を検討する。
ということです。
また、王部長は「次回の3カ国外相会合はロシアで行う」と明らかにしました。(殷、森)