北京
PM2.577
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中国は、ガンや難病などの重病の治療に力を入れています。国務院常務会議はガンの治療体制を一層整えると決定し、新薬の審査や認可を速め、また治療薬の値下げやガン患者の支援などを実施することになりました。来月1日から、輸入品である難病用の薬21品目と原料薬4品目について、治療薬を参考に関税率を大幅に引き下げます。
中国では、全国570カ所で合わせて4億人を対象とした、ガン患者の年間登録制度が実施されており、患者の治療、病状、死亡、そして経過観察を全面的に保存しています。中央政府の支援により、農村部の発病率の高い地域や淮河流域、一部の都市でガン検診や早期の治療が行われており、これらの地域ではガンの早期診断率が80%、治療率が90%に達しました。また診断者の死亡率は46%減り、この結果医療費が7割削減されるなど、著しい成果を上げています。
また同時に、ガン患者の診療体制を整え、新薬の審査や認可を速めています。このほか、治療薬の値下げや患者への支援措置を実施し、保険の対象となる薬のリストの更新頻度を高め、有効な薬をできる限り保険対象品として患者の負担軽減を図っています。(Mou、森)