北京
PM2.577
23/19
外交部の華春瑩報道官は、14日に北京で行われた定例記者会見で、「中国はラテンアメリカで地政学的駆け引きをする気はなく、米国による中国・ラテンアメリカ協力への非難は事実無根だ」と指摘しました。
関係報道によりますと、米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日、エルサルバドルの次期大統領であるナジブ・ブケレ氏と電話会談を行った後、「双方は両国の友情の強化や中国の西半球での略奪行動について話し合った」と明らかにしたということです。
これを受けて、華報道官は「中国は、米国とエルサルバドルが尊重し合い、互いに内政不干渉の原則に則って関係を発展させていくことを喜ばしく捉えている。それと同様に、米国とエルサルバドルの関係発展はその他の国のエルサルバドルとの正常な関係の発展を損なうものであってはならない」とした上で、「中国はラテンアメリカで地政的駆け引きを行うつもりはない。中国とエルサルバドルを含めたラテンアメリカの各国との協力は互恵共栄の性質のもので、各自の優位性を引き出し、共同発展を実現させることを目的としており、これは双方の協力の根本的な原動力にもなっている」と強調しました。(藍、む)