北京
PM2.577
23/19
海外旅行に出かける中国人がますます増えています。その一方、中国を訪れる外国人観光客数の増加が緩慢な現状もあります。中国のシンクタンク「中国グローバル化研究センター(CCG)」は10日、報告を発表し、「中国のビザ申請方法の改善度合いが低いことが、外国人観光客の増加を妨げている。今後、利便性が高まることが期待されている」としています。
同シンクタンクで部門責任者を務める李慶氏は「2015年に中国大陸を訪れた外国人観光客の数は、海外旅行に出かけた中国人観光客の数よりも3163万5200人少ない。2016年にこの差はさらに大きくなり、862万4800人増の、4026万人に達した。今後、この差は1億人に上る可能性もある」と述べました。
李氏はまた、「グローバル化と世界の相互連結の絶えざる発展に伴い、外国に出かける目的は単純ではなくなってきている。各国国民のニーズに応じて、それぞれの特色を持つビザ申請と取得の方法が必要である。例えば、インターネットを通じた簡単な申請やデータの送信というやり方は、グローバル化の流れに適うものだ」と分析しています。(殷、謙)