北京
PM2.577
23/19
北京市生態環境局が4日に発表した昨年の北京市の大気汚染状況によりますと、主要4種類の汚染物はいずれも前年に比べ減少しているとのことです。そのうち微粒子状物質(PM2.5)の年間平均濃度は1立方メートル当たり51マイクログラム、二酸化硫黄 (SO2)の濃度は再度最低記録を更新し、1立方メートル当たり6マイクログラムだったとのことです。
また、昨年、北京市では大気の質が「優良」だった日が前年より1日増え227日となり、全体の62.2%を占めたのに対し、汚染が深刻な日は15日で、前年より9日減少しました。これまでの6年間で、汚染が深刻な日は減少傾向にあり、昨年は初めて3日以上重度汚染の日が続く現象は見られなかったということです。
一方で、汚染状況が改善されているとは言え、まだ気象条件に左右されることが大きく、秋と冬には重度の汚染が発生しやすい状況にあり、根本的な改善までにはまだ長い道のりがあるということです。(閣、む)