中国の三大産業、国家発展の奇跡を

　中国はこの40年間を経て、農業大国から工業大国へ、世界工場から経済強国へ成長し、科学技術大国、クリエイティブ大国へと躍り出ました。「中国の奇跡」は世界の発展に多大な貢献をしてきたとされています。国民経済の三大産業が絶えず進むことで、中国人の美しい生活への憧れが満たされるだけでなく、中国と世界が「パートナー」の形で共同受益、共同成長することも大きく推進されています。農村部における貧困人口は7億人以上減少し、世界の貧困減少への貢献率は70%に達しています。

　改革開放が安徽省の小崗村から幕を開けて以降、農村部から都市部まで広まり、時代の主流となりました。この40年間、工業分野では機械化、スマート化のセンセーションが巻き起こりました。

　国家発展改革委員会のデータによりますと、現在、中国の新エネルギー発電ユニットの発電量、新エネルギー自動車の販売台数、スマートフォンの販売台数は、いずれも世界一になっています。去年、新たに増加した風力発電、光ファイバー発電および新エネ車の販売台数は、世界市場で占める割合が、それぞれ30%、50%、60%を超えています。また、新世代の移動通信、原子力発電、光ファイバー、高速鉄道、インターネットアプリなどにおいて、世界をリードできる開発力と応用力を有しています。

　中国は現在、世界第二の経済国、最大の輸出国、第二の輸入国に成長しています。この40年で、貨物の輸出入総額が198倍増となり、サービス貿易の輸出入総額の成長も147倍を越えています。サービス業の激変は世界中の消費者にも利益をもたらしています。

　中国税関の統計によりますと、今年10月末までに、越境電子商卸売りの輸入額は672億元に達し、去年同期比で53.7%伸びました。来年からは、越境電子商卸売り輸入監督管理に関する新しい規定が実施されます。これは、開放を拡大し、消費の潜在力を活性化する重要な措置で、海外の高品質の消費品の輸入増加に有益なものになると見られています。

　現在、中国は高品質発展といった新たな改革開放に突入しており、創意、協調、グリーン、開放、共有の理念を受け継ぎ、新たな改革開放に向かっています。（朱　星）