北京
PM2.577
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甘粛省酒泉の衛星打ち上げセンターで7日、「テントウムシ(瓢虫)・シリーズ」と名づけた7機の人工衛星が運搬ロケット「長征二丁」により打ち上げられ、軌道に乗りました。軌道上でのテストを終えた後、野生動物の保護、災害や事故の救助、車輌や船舶の監視、物流などについてIOTシステムの検証などを行います。中国の民間衛星業者による宇宙事業で最大規模、そして最も複雑なプロジェクトになります。
打ち上げられた衛星7機は、重さが100キロを超えるメインの「テントウムシ1号」のほか、立方体のキューブサット6Uと、キューブサット3 Uそれぞれ3機ずつで構成されます。「テントウムシ1号」は民間企業の「九天微星」が独自開発したもので、6U衛星のうち1機は共同開発されたものです。
「テントウムシ」は、業界同士でパートナーを組んで技術や実用化への検証を行うほか、6U衛星の様々な技術力向上を目指していきます。
九天微星は、2022年までにIOT用の衛星72機によりネットワークを形成する予定です。(雲、森)
軌道に乗った「テントウムシ1号」のイメージ
テントウムシ・シリーズ
「テントウムシ1号」組み立ての様子
組み立てを完了した「テントウムシ1号」
テスト中の「テントウムシ1号」
テスト中の「テントウムシ1号」