北京
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習近平国家主席はアルゼンチンのブエノスアイレスで現地時間11月30日、ロシアのプーチン大統領と会談しました。
習主席は席上、「中国とロシアは今年、共同努力の下、各分野における協力で一連の新たな成果を挙げた」と示しました。その上で、来年の中露国交樹立70周年を「両国関係の発展におけるベースラインになるもの」として、一連の大規模なイベントを開催することで、両国各分野における実務協力を一層実り豊かなものにしていくとの考えを表しました。
習主席はまた、「両国は首脳間の年度相互訪問の伝統を引続き保っていくべきだ」と強調しました。その上で、「一帯一路」建設とユーラシア経済連合の連結を強化するとともに、経済貿易、金融、エネルギー、科学技術などの分野における協力の深化や、両国の地方協力メカニズムのさらなる整備、G20やBRICSなどの多国間メカニズムの枠組み内における協調の緊密化に取り組むことによって、多国間主義への擁護を各方面に働きかけ、貿易自由化と利便化の支持と、保護主義と一国主義に対する反対を徹底しなければならないと指摘しました。
一方、プーチン大統領は「両国が密接なハイレベル往来を保つことは非常に重要だ。現在、双方の各分野における協力は著しい成果を上げている。双方の貿易は迅速に成長しており、製造業、ハイテクノロジー、農業などの分野における協力も安定的に推進されていると同時に、国際問題と地域問題における協力も効果的なものになっている」としました。さらに、ロシア側は中国側との各分野における実務協力のさらなる推進と、協調の一層の緊密化に力を入れ、共に世界の平和と安全、および開放型世界経済の構築に努めていきたいとの考えを示しました。(洋、謙)