北京
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習近平国家主席はアルゼンチンのブエノスアイレスで現地時間11月30日、国連のグテーレス事務総長と会談しました。
習主席は席上、「中国側は終始一貫して、多国間主義こそが各国人民の利益に合致する道だと確信している」として、世界が直面する試練が日増しに増えつつある現状、「各国には、多国間協力を強化する以外のベターな選択肢はない」と指摘しました。さらに、中国側が打ち出した「人類の運命共同体」と「一帯一路」共同構築の構想について、「共に協議し、成果を分かち合いながらも、和して同ぜず、協力・ウィンウィンの理念を貫くためのもの」とした上で、「いかに情勢が変化しようとも、中国は多国間主義を堅持し、国連のさらなる役割発揮を支持していく」と示しました。
一方、グテーレス事務総長は、中国側が一貫して多国間主義を堅持し、気候変動対応などの国際協力、特に「パリ協定」の実施において率先的な役割を発揮してきたことについて、「国連は高く評価する」としました。また「中国が多国間主義を支える最も重要な柱であることは、事実が証明している」とした上で、中国が今後も世界貿易の促進、気候変動対応、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実現などに向け、一層の役割を発揮するよう期待を示しました。(洋、謙)