北京
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習近平国家主席は、アルゼンチンのブエノスアイレスで現地時間11月30日、中国・ロシア・インド非公式首脳会合に出席しました。
習主席、プーチン大統領、モディ首相の三者は率直な意見交換を行い、三カ国間の協調を深め、共通認識を増やし、協力を促進して、世界の平和、安定、発展を共に推進していくことで合意しました。
習主席は「中国・ロシア・インドはいずれも重要な影響力を持つ大国で、互いにとって重要な戦略的協力パートナーだ。現在の情勢下において、三カ国は共同発展を目指した密接な協力を行い、世界の枠組みが変化する中で、ますます重要かつ安定した確実な力となる」と述べました。
習主席はさらに、「新たに直面する試練にも対応し、三カ国の協力をさらに進めていく。新型の国際関係を提唱し、政治的信頼性を強め、G20やBRICS、上海協力機構(SCO)などの、重要な多国間メカニズムの中で協調と協力を強めるべきだ。三カ国は貿易と投資の自由化、利便化を推し進め、多国間貿易体制を守り、新興経済体と発展途上国の利益を擁護していく。共通した、統合的な、かつ強力で持続可能な安全の理念を提唱し、テロ取締りの協力を強め、国際・地域それぞれの平和と安全の面でより大きな役割を果たしていく」と述べました。
これに対して、プーチン大統領は「現在の世界情勢下において、三カ国間の協力強化は、自国にとっても世界にとってもプラスとなる。三カ国はより公平で公正な国際システムの確立に力を入れ、ユーラシア経済連盟と『一帯一路』のリンクを推し進めるべきだ」と述べました。
また、モディ首相は「三カ国は世界の主要国として、密接な交流を保つ責任を持つ。国際と地域の安定維持、経済繁栄の促進、発展経験のシェア、新たな課題への対応などで前向きな役割を果たし、多国間主義と多国間システムを共同で擁護すべきだ」と述べました。
この会合を通して、三カ国首脳は中国・ロシア・インド協力メカニズムの強化で合意しました。(Mou、謙)