北京
PM2.577
23/19
第13回主要20カ国・地域首脳会合(G20サミット)が現地時間11月30日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開催されています。習近平国家主席は第一段階の会議に出席し、「高い場所から遠方を望み、世界経済の正しい方向を確実に把握する」と題する重要な談話を発表しました。その中では、G20メンバー国が改革開放、パートナーシップ、イノベーション志向、互恵・ウィンウィンの精神を堅持して、責任ある姿勢で世界経済の方向を確保することの必要性が強調されました。
今回のサミットではアルゼンチンのマクリ大統領の主宰のもと、各国首脳らが「公平で持続可能な発展のための共通認識を結集する」というテーマを巡って踏み込んだ意見交換を行っています。
習主席はその指針となる談話を行い、「世界経済は全体的に成長を保っているものの、危機がもたらす深刻な影響は消えておらず、経済発展の古い動力の転換もまだ完成していない。各国が手を携えて互恵・ウィンウィンを図ることこそが、唯一の正しい選択だ。G20メンバーは勇気を持ち、戦略的視野に立った上で、世界経済が正しい方向に沿って発展するよう確保していくべきだ」と強調しました。
習主席はさらに、つぎの主張を打ち出しました。それは、「1つ目に、改革開放を堅持し、多国間貿易体制を擁護すること。2つ目に、パートナーシップを貫き、マクロ政策の協調を強めること。3つ目に、イノベーション志向を堅持し、経済成長の動力を強めること。4つ目に、互恵・ウィンウィンを堅持し、グローバルな包容性と発展を促進すること」という、4項目への取組みを強調するものです。
習主席はまた、「中国は改革開放実施からの40年間、国際社会の支持を受け、中国人民が絶え間なく奮闘することで、歴史的な成果を挙げた。中国は改革開放から利益を得ており、引き続き、新しいラウンドの改革開放を進めていく。市場改革を深め、所有権と知的財産権を守り、公平な競争を奨励することで、輸入拡大を促進する。中国は各国と共に、自由で開放的な、包容性と秩序を備えた国際経済環境を築いていきたい」と表明しました。(Mou、謙)