北京
PM2.577
23/19
パレスチナを訪問している中国の宮小生中東問題特使は現地時間21日、ラマラで、「中国は、中東和平問題でより積極的な役割を果たし、平和維持の推進者となりたい」との立場を明らかにしました。
宮特使は20日にパレスチナのアッバス大統領と、21日にパレスチナ民族解放運動(ファタハ)中央委員会メンバーとして対中関係を担当するザキ氏とそれぞれ会談し、その後メディア向けのブリーフィングを開きました。
宮特使はその中で、今回の訪問の目的について、「パレスチナとイスラエルの新たな衝突以降、中国が中東問題に関心を寄せており、現地の人々をサポートする意思を持っていると示すこと。また、平和を促進し、地域の指導者らに衝突を解決する立場を伝えていくことにある」と述べました。
宮特使はさらに、「中東問題において、中国が求めているのは平和、安定、発展を実現させることだ」とした上で、「パレスチナとイスラエルの衝突やシリア危機、イラン核問題などの中東の諸問題に関して、中国は平和と安定に向けた政治的解決案を支持していく」と強調しました。(藍、謙)