北京
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イスラエルのネタニヤフ首相の招きに応じて、王岐山国家副主席は22日から25日にかけてイスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相やリブリン大統領を初めとする政府高官と会談しました。
ネタニヤフ首相との会談で、王副主席は「イスラエルは中東諸国で新中国を認めた最初の国だ。国交樹立後、両国関係は安定的かつ健全な発展を保ってきた」とした上で、「中国はイスラエルとパレスチナの共通の友人であり、双方の平和的な関係を望んでいる。中国は双方の和平実現や域内の安定のために、積極的な役割を果たしていきたい」と中国政府の立場を示しました。
これに対して、ネタニヤフ首相は「『一帯一路』構築に積極的に参与することで、技術面と経験面での優位性を、中国の市場と生産力に連結していきたい」とイスラエル政府の姿勢を示しました。また、「中国企業がイスラエルのインフラ整備事業へ参与することを歓迎する。パレスチナの各側と共に域内の平和を探っていきたい」とし、中国が中東和平の促進で果たしている積極的な役割を評価しました。(朱 謙)