北京
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23/19
2019年まであと2カ月あまり、そして東京オリンピックまであと2年弱となった中、中国人に大変人気のある日本の卓球の福原愛選手が引退を発表しました。福原選手は23日に東京で記者会見を開き、引退の理由について「日本の卓球はどんどん強くなっており、自分がいなくても大丈夫」と語りました。
福原愛はこの記者会見の前に、中国のSNS「ウェイボ(Weibo)」を通じて、引退を明らかにしていました。そのつぶやきはわずか1日で7万回以上ツイートされ、7万件以上のコメントや62万以上の「いいね」が寄せられました。中国のネットユーザーは相次いで「これからも幸せでありますように」と祝福の言葉を寄せています。
福原選手引退の情報は、中国外交部でも取り上げられました。外交部の華春瑩報道官は22日の定例記者会見で、福原選手について「日本人だけでなく中国人にも愛されている」、「とてもかわいくて、選手としても素晴らしい成績を上げた」と褒め称えました。
このところ日本の多くの卓球選手が、福原選手の影響により中国とかかわりを持っています。中国人コーチの指導を受けて日本の実力は急成長し、中国人からも支持されています。両親がともに中国人である張本智和選手は中国の三枚看板である馬龍選手、張継科選手、樊振東選手を破り、また女子の伊藤美誠選手は今年のワールドカップ団体戦で、世界チャンピオンである中国の劉詩雯選手を下しました。
日本勢はこうして中国の強力なライバルになりましたが、これは競技界だけでなく中国勢にとってもプラスになります。激しくしのぎを削れば人気も高まり、また競技レベルも向上します。再来年の東京オリンピックでの、中日両国の勝負が待ち遠しく感じられます。(Lin、森)