北京
PM2.577
23/19
台湾競争力フォーラムは18日に台北で、2018年下半期における「民衆の国と民族への認知度」について行った調査結果を発表しました。回答のうち、87%が「自分は中華系である」ことを認識し、62%が「将来、両岸は統一すると見ている」ことが分かりました。
調査結果によりますと、「自分が中国人である」との回答は58.3%で、上半期の調査結果より6.4%伸びました。また、87.3%の回答者は、「自分は中華系である」とし、上半期の調査結果より0.6%増となりました。これにより、台湾住民の「自分が中華民族の一員である」と認識する割合が、緩やかに上昇していることがうかがえます。
「両岸の現状が維持できなくなった場合」という質問については、61.5%が「統一するチャンスが比較的大きい」、「平和統一が台湾にとって将来性がある」と回答しました。
また、63%の人たちは台湾当局が、大陸居住証を受領した住民を対象に制定した処罰規則に「賛成できない」と答えました。
この調査結果について、発表会に立ち会った学者の李允傑教授は「大陸の総合的実力のレベルアップや台湾優遇策が継続するにつれて、大陸で就学、就職、創業、定住する台湾住民が増えていくに違いない。この背景のもと、民意も微妙に変化しつつある。一方、大陸居住証に対する住民の態度も、当局の政策制定者に出された明確なシグナルである」との見方を示しました。(朱 星)