李総理、ベルギー首相とともに世界の平和と安定を強調

　ベルギーを訪れている李克強総理は、ブリュッセルで現地時間17日、シャルル・ミシェル首相と会談し、その後共同記者会見を行いました。

　李総理は、「双方は、ハイレベル往来を保ちながら様々な問題で意思疎通を行い、政治上の相互信頼を深めていくことで合意した。互いに尊重し信頼し合って、相手国の核心利益や大きな問題に関心を寄せるとともに、両国関係を長期的かつ健全に発展させたい。さらに、双方向の開放をより拡大して、原子力発電や宇宙航空などで協力を深めていく」と述べました。その上で、「双方は、中国とヨーロッパの関係を健全かつ安定に発展させ、世界の平和、安定、発展に貢献していく」と強調しました。

　これに対してミシェル首相は、「中国とベルギーの関係は非常に重要だ。貿易や投資、農業、エネルギー、航空、インフラ整備、相互連結など、広範囲で協力の場を探る。またヨーロッパと中国の関係を発展させるように努め、両者の投資協定の早期締結を目指し、双方の企業の互恵共栄を図っていく。さらに、多国間主義とルールに基づくグローバルガバナンスの維持といった面で認識が一致しており、ともに世界の安全や安定、発展を進めていくと確認した」と示しました。（朱　森）