北京
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世界経済フォーラムは17日、世界の競争力に関する報告書を発表しました。デジタル技術が急速に発展している中、多くの国でイノベーション力が不十分であると指摘しています。
第4次産業革命により競争力の中味に変化が生じたため、今回は総合評価をする上で、イノベーション、創業の文化、開放性、柔軟性などが新たに評価の対象に加えられました。世界140の国と地域を総合的に調べ上げ、100点満点で計算した結果、アイディアの発表から製品の産業化までのプロセスが全体的に低調であり、103の国や地域が50点以下でした。
総合1位だったのは米国で、労働力市場や金融システムが優れていると評価された一方で、社会構造がもろく安全面が悪化しているなどの問題も指摘されました。また2位はシンガポール、3位はドイツとなっています。
中国は28位で、ブリックス(BRICS)5カ国の中ではトップでした。市場規模、イノベーション力、情報技術の活用、インフラ整備などが進んでいると評価されています。(Mou)