北京
PM2.577
23/19
中国税関総署が12日に発表したデータによりますと、今年第1四半期から第3四半期にかけて、中国の貨物貿易輸出入額は前年同期比9.9%増の22兆2800億元に達しており、主要貿易パートナーへの輸出入規模は成長を保っているということです。
同期の中国の対外貿易状況について、中国税関総署の李魁文報道官は「安定を保ちながら成長し、ハイクオリティーな発展が進められている。主要貿易パートナーへの輸出入額が増えるとともに、一部『一帯一路』沿線国との間の輸出入額が大きな伸びを見せている」と述べました。
また、李報道官は「今年第1四半期から第3四半期にかけて、中国の欧州連合(EU)、米国、東南アジア諸国連合(ASEAN)に対する輸出入額の伸び率はそれぞれ7.3%、6.5%、12.6%となっている。3カ国の合計は中国の輸出入総額の41.2%を占めている。一方で、同時期の中国とロシア、ポーランド、カザフスタンという『一帯一路』沿線国との間の輸出入額の伸び率は19.4%、11.9%、11.8%で、大きな増加を示している」と説明しました。
なお、同じ時期の米国との輸出入額は3兆600億元で、中国の対外貿易総額の13.8%を占めています。このことから、米国は依然として中国の2番目の貿易パートナーであると見られています。
李報道官は「中米貿易摩擦は中国の対外貿易にある程度ダメージを与えたが、影響はコントロールできる状態だ。両国貿易の相互補完性は強い。中国は完備された産業チェーンと強い製造能力を持っており、米国市場の中国製品に対する依存度合いは強い」と分析しました。(殷、謙)