【CRI時評】人民の思いが裏打ちする国家の底力

2018-10-04 16:09  CRI

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 今週中国は国慶節の七日間連休に入っている。公式な統計では、10月1日1日のみでも、中国各地を訪れた観光客は延べ1.22億人、観光収入は1030億元となり、これは前年同期比7%増を超えるものとされる。この数値は、最近言われる「中国消費減退論」に疑問符を突き付けるものだ。

 世界経済の不確定性要素が増えている中で、昨今の中国経済は安定運営の難度を増しており、当局もそれを否定はしていない。しかしそれと同時に、中国の発展は常に困難を克服する中で進んできたことを強調し、乗り越えらえぬ難題はないとも強調する。この点から考えれば、中国人の祝日消費の水準は、自らへの、そして国家への自信の表れの一つと見ることもできる。

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 実際には、この数年、中国は幾度となく厳しい状況に置かれ、西側諸国の預言者らによる衰退予想を受けてきたが、その度にその波を克服し、それ以前にも増した発展を実現してきた。国外の人々は往々にして中国経済の表面現象だけを捉え、中国人の備える創造、奮闘、団結、そして夢に向かって前進する精神に着目するものは少ない。だが、その精神は正に中国の活力の根本なのだ。

 中国の指導者らは、人民に心の拠り所があれば、国家は力に漲り、民族にも希望があるとの考えを持っている。これは中国が困難に打ち勝ち、挑戦に立ち向かい、輝かしい成績を創造する際の最大の強みとなっている。この強みは過度に誇張されることはないが、人々の暮らしの中にも見受けられるものだ。例えば、大きなものでは航空宇宙事業を開拓する「スペースヒーロー」チームの活躍に、長期にわたり天文界の難題に挑む「中国FASTの父」南仁東氏の姿に、小さなものでは一生涯にわたり海に浮かぶ島を守り続ける一般市民や、毎日街を駆け抜ける宅配便の若者の実直さにである。億単位の労働者らが常に勤労を通して自らの充実した生活を創造し、他人を助け、自らの価値を高め続けている。

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 創造の精神、奮闘の精神、団結の精神、夢を追う精神、それらはいずれも中華民族の血脈に溶け込んだDNAであり、連綿と受け継がれてきたものだ。仁愛を説き、国民本位を貫き、信用を重んじ、正義を尊び、団結を善しとし、大同につくという価値観が、中国人の精神世界を築き上げ、一般市民の暮らしの中における矩として定着してきたのだ。これもまた、外側から中国文化を理解するための鍵の一つと言える。

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 今、大多数の人は平和を謳歌しているが、中国人は民族の歴史を常に深く心に刻んでいる。遠きには100年以上前の西洋の列強による国家への侵略と割譲、近きには覇権主義、単独主義の脅威に晒されながらも、中国人の歩みが阻まれることはなかった。一千年以上に渡り、中国人は伝統を受け継ぎ、外国の文明を吸収し、自らを豊かにし、イノベーティブな発展を続けてきた。その中で、中国は世界に向けて、交流し、学び合い、全てを受け入れる「シルクロード精神」、「人類運命共同体」の理想を謳ってきた。これは中華文化における和して同ぜず、協調共生の精神の時代におけるメッセージと言える。

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 国際社会、特に西洋社会は中国への不理解や誤判を繰り返し、中国人には心の拠り所も理想もないとする考えをもつ向きがある。「天下の大同」を求めることは、中華民族の理想の境地ではあるが、現実の中の中国人は、歴史と現実に不足を発見し、目標を定め、「千里の道も一歩から」という人生哲学の実践に努めることに喜びを感じている。そして、一人一人がもつこうした「大勢を見極め、大道を進み、大義を説く」心構えが、今国家を支える力となり、この不確定性に満ちた世界の中で、終始中国を「平和を守り、安定を保ち、発展を推進する」重要な存在たらしめているのだ。(CRI論説員 王姍姍)

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