北京
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23/19
シンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相は29日に国連総会で発言し、「多国間主義と自由貿易の原則の擁護を呼びかけ、ルールを基にする国際秩序はシンガポールのような小国にとって極めて重要だ」と強調しました。
バラクリシュナン外相は「すでに形成されたルールを各国が守ることは、世界の安定とガバナンスに関わるだけでなく、シンガポールのような小国にとってとりわけ重要である。近年、多国間主義と多国籍機構に対する信頼感が危機に直面し、貿易や安全面の紛争解決における多国間主義の役割が疑われている。世界が広い範囲で国境を跨るチャレンジに対応している今日、国家間の協力はより重要になっている。多国間主義は強化されるべきものであり、見捨てられるべきではない」と強調しました。
さらに「貿易摩擦と保護貿易主義はいかなる国にとってもメリットがない。そのマイナスの影響は世界のサプライチェーンに波及し、全ての国の経済成長を破壊するだろう」との考えを示しました。(Mou、星)