北京
PM2.577
23/19
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)と広東省人民政府の共同主催による、第2回21世紀海上シルクロード国際メディアフォーラムが19日夜、広東省珠海市で開幕しました。
5年前に習近平国家主席が、古代のシルクロードに新しい時代の要素を織り込む「21世紀の海上シルクロード」を建設しようという偉大な提案をしました。その後、中国とシルクロードの沿線各国との貿易額は5兆ドルを超え、対外直接投資額は600億ドルを超えました。そして中国は、これらの国々に貿易協力エリアを80カ所以上設け、多くの雇用を生み出して、地元に大きな利益をもたらしています。その中で、広東省はいち早く改革開放に踏み切った場所であり、また海上シルクロードの中心となる地域です。
開幕式で、広東省常務委員会委員兼宣伝部部長の傳華氏は、省内の企業による「一帯一路」各国への進出に関するレポートを発表しました。新時代の視野で、各社が「一帯一路」に応じて各国と相互補完を果たし、互恵ウィンウィンの実践を推進したとの成果が示されています。
マルコ・ポーロの出身地であるイタリア。トリノ市にある孔子学院のイタリア側院長を務める、トリノ大学中国語言文学科のセファニア教授は、フォーラムの開幕式で、「東南アジアのドリアンが中国に運ばれ、広東省のライチがローマに空輸される。こうした便利で多様化した暮らしは『一帯一路』における『スムーズな貿易』政策のおかげだ。『一帯一路』は偉大な事業で、長期的な業務でもある。友好と交流の懸け橋を築くもので、平和を愛し発展を望む世界のすべての国や国民の前向きな反応や支持を得るだろう」と述べました。
中国共産党中央宣伝部の副部長でもある中央広播電視総台の慎海雄代表は挨拶の中で、「シルクロードはビジネスと貿易の道であり、文化交流や文明対話の道でもある。我々は手を携えて、交流していく中で海上シルクロードの精神を広め、協力ウィンウィンの中で革新の活力を生み、新しい未来を切り開いていこう」と述べました。(殷、森)