北京
PM2.577
23/19
欧州委員会のユンケル委員長は12日、「欧州連合(EU)が世界においてより重要な役割を果たし、一致した立場でより大きな国際的影響力を発揮するためには、世界の基軸通貨としてのユーロの地位を高めなければならない。英国の離脱協議を推進し、合意に至りたい」と示しました。
この日、フランス東部ストラスブールで開かれた欧州議会で、ユンケル委員長は「世界情勢が多くの不確定要素に面している現在、さらなる主権を有するEUとしての姿を見せ、国際舞台での影響力を発揮すべきである。ユーロがドルに取って代わって基軸通貨となり、国際舞台における完全な役割を果たすためには、さらなる努力が必要だ。また、EUは経済と通貨の面での連盟を強化することで、欧州とユーロの一層の強化を果たすべきだ」と強調しました。
また、注目の話題である英国のEU離脱については、「英国政府に対し、EU離脱後は加盟国の特権的地位が認められなくなることを理解するよう求める。現在、欧州委員会は離脱問題について昼夜を問わず英国と協議し続けており、離脱に向けた作業は順調に進められている」と示しました。(殷、謙)