北京
PM2.577
23/19
外交部の華春瑩報道官は29日の定例記者会見で、「現在の情勢で、国際社会はミャンマーのラカイン州における前向きな動きを捉えて、ミャンマーとバングラデシュの対話を促し、問題の実質的な解決に向けて建設的な役割を果たすべきだ」と指摘しました。
国連安保理は先頃、ミャンマー問題について会議を行い、国連調査団が、ロヒンギャ族の問題で「民族の浄化」をしたとしてミャンマー軍の幹部を起訴するよう求めました。
華報道官はこの件に関する質問に対し、「ラカイン州の問題は、歴史や民族、宗教が複雑に絡んでおり、ミャンマーとバングラデシュが話し合って適切に処理すべきだ。友好的な隣国である中国はかねてから両国に働きかけている」と答えました。そして「中国政府は両国の願いに応じて避難生活を支援し、またそれぞれの優位性を生かして両国の国境地帯での協力に力を入れ、生活の改善に取り組んでいきたい」と述べました。(洋、森)