北京
PM2.577
23/19
米国の首都ワシントンで、貿易問題に関する中米間の閣僚次官級協議がまもなく行われます。米国のメディアも注目しており、両国の貿易関係の安定化に期待を示す見方も出ています。
中国商務部は16日に、貿易交渉副代表を兼務する王受文副部長が、米国の要請を受けて今月下旬に代表団を率いて訪米すると発表しました。ともに関心のある両国の貿易問題について、米国のマルパス財務次官と協議するとのことです。
米国では、交渉の再開により市場に自信がもたらされたと見られています。投資家向けにビジネス情報を提供している放送局「CNBC」は、「向こう数カ月間、米中両国の貿易摩擦が拡大する可能性が弱まれば市場は好転する」と報道しています。
また米国では、貿易政策に対して懸念する声が出ていると報じられています。ワシントンポストは、「鉄鋼とアルミニウムへの追加関税から始まって、このところ実施されている一方的な貿易政策で相手国の懸念感を生み出している」と分析しています。また、多くの経済学者も「中国製品に大幅な追加関税をかけたことにより、両国の貿易関係が緊張した情勢になっている」と指摘しています。(藍、森)