北京
PM2.577
23/19
米国のポンペオ国務長官とロシアのラブロフ外相は10日、電話で会談し、ロシアに対して米国が実施する新たな制裁やシリア情勢などについて意見を交わしました。
米国務省の発表によりますと、ポンペオ国務長官は、ロシアとの関係改善を目指す立場を改めて示した上で、対話を続けることで合意したということです。
一方、ロシア外務省は、ラブロフ外相が米国側の提案で電話会談に応じたとしています。また、「米国は、英国で発生したロシアの元スパイの中毒事件にロシアが関与した疑いがあるとして、ロシアに対する新たな制裁を発表した。ロシアはこれを受け入れないとの立場を示している。米国も英国も、その他のどの国も、証拠を提示していない」と指摘しました。
さらに、ラブロフ外相とポンペオ国務長官は、両国の利益にかかわる問題についてコミュニケーションを保っていくことで合意したということです。(鵬、謙)