北京
PM2.577
23/19
米『ワシントン・ポスト』は10日掲載の文章の中で、米国が中国からの輸入製品への関税追加範囲を引き続き拡大し、特に水産物に関税を課した場合、米水産業が打撃を受けるだろうと示しました。
同紙によりますと、米国内の水産加工工場は人手不足や生産コスト上昇などの問題から、国内で養殖した水産物を中国に運び込み、洗浄、加工、塩漬けなどの工程を行った上で、再び米国に戻して販売するようになっており、その量は過去20年間で増え続けてきたということです。
また、現在、米国市場で販売されている水産物の80%が輸入品です。そのため、もし輸入水産物に関税が追加されれば、売り上げの低下を招くだけでなく、水産業に携わる中小企業および大手水産加工企業もダメージを受けることになります。
なお、国際通貨基金(IMF)の予測によりますと、貿易戦争によって、アメリカの生産高は一年以内に0.8%減少する見込みだということです。この数値は、「2年以内に0.5%減少するだろう」とされる世界経済の予測を大幅に超えています。(雲、謙)