北京
PM2.577
23/19
イスラエルのネタニヤフ首相は23日、同国を訪れているロシアのラブロフ外相と会談しました。イスラエルの外交筋によりますと、イランのシリア領内における軍事勢力をシリアとイスラエルの国境地帯から100キロ範囲外まで撤退させるというロシア側の提案について、イスラエル側はそれを拒否し、イラン軍がシリア領内から完全に撤退するよう求めたとしています。
外交筋によりますと、ネタニヤフ首相は「イスラエルは、ロシア側が提示している100キロの緩衝地帯外において、イランの遠距離ミサイルを攻撃する権利を保留する」としたほか、シリアがレバノンとの国境を封鎖し、レバノンからの武器の輸入を防止するよう求めたとしています。
イスラエルは、イランが長期にわたり中東地域で勢力を拡大していると主張、イランがシリアをイスラエルと対抗させるための前線基地にすることを容認しないと強調しています。一方でシリア側は、イランはシリア政府の要求に応じてシリア軍に軍事顧問を派遣しているだけだと強調しています。(RYU、む)