北京
PM2.577
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中国と米国は韓国にとって1位と2位の貿易パートナーであることから、中米間の貿易戦争は韓国各界からも注目されています。
韓国「中央日報」評論部の張世政(チャン・セジョン)部長はこのほど中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)のインタビューを受けた際、「貿易戦争に勝者はいない。ウィンウィンを捨てれば、ともに損を招くしかない。国際多角的貿易システムの中、既定の世界貿易秩序を破壊してはいけない」と答えました。さらに「米国が貿易戦争を発動した目的は、米国の利益を最大化すると同時に、中国の発展を妨げるためだ」と指摘しました。
中米間の貿易戦争が韓国にもたらす影響について、張部長は「韓国は致命的な境地に追い込まれることはないものの、大きなダメージを受けると多くの人が見ている。いま、韓国GDPの対外貿易依存度は69%で、対中国貿易依存度は、香港を含めた場合は31.6%、含めない場合は24.8%である。一方、対米貿易依存度は12%である。中国と米国は韓国の第一と第二の貿易パートナーであり、中米間の貿易戦争は韓国にとって絶対に不利なものとなる。この貿易戦争が続けば、今年の韓国GDPの成長率は2.9%から2.5%に下落すると予測されている」と懸念を示しました。
張部長はまた、「貿易戦争はどちらにとってもメリットはない。ともにウィンウィンを求めるべきだ。中国は韓国にとって最大の輸出市場で、米国は韓国にとって2番目に大きい輸出国である。われわれは中米間の貿易戦争がエスカレートすることを望まない。この問題をめぐって、国際社会は共通認識に達するべきである」と強調しました。(Lin、星)