北京
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第5回中国・ロシア博覧会が、9日から12日にかけてロシアのエカチェリンブルグで開催されています。その一環として、初となる中露地方協力交流フォーラムが行われました。
近年、中露両国の全面的な戦略的協力パートナー関係の発展は高いレベルを保っており、双方の経済貿易協力の成果は豊かなものだと言えます。両国指導者は2018年と2019年を中露地方協力交流年に定め、両国による協力のより広範囲での発展を後押ししていく決意を示しています。
ロシア経済発展省のタリボフ次官は第一回中露地方協力交流フォーラムの席上で、「2016年に中国の東北地域とロシア極東地区およびバイカル地区の間で政府間協力委員会が発足した。両国の協力は良好な発展トレントを示している。近年、地方協力も大きく変わっており、協力の主体はこれら3つの地区に止まらなくなっている。この2年間で、両国の各地方政府は協定、覚書、合意書など計40本に調印した」と紹介しました。
また、タリボフ次官は「地方協力の文書は主に中国の長江中上流地区とロシアのヴォルガ川沿岸地区の協力枠組み内にある。『長江・ヴォルガ川』メカニズムによる19項目の協力が進行中で、約100項目は申請中だ」と明らかにしました。
重慶市は『長江・ヴォルガ川』メカニズムのメンバー都市です。重慶市の唐良智市長は「近年、ロシアの16都市と友好関係を作り上げている。重慶力帆グループ(自動車)、大龍網(イーコマース)などの企業はロシアに3億ドルを投資している。一方で、ロシア企業12社は重慶に進出している。双方の貿易総額は2017年に39億元に達した」と紹介しました。
黒竜江省は対ロシア貿易の先頭に立っており、スヴェルドロフスク州を始め多くの地区と友好関係を結びました。また、黒竜江省はロシアの極東地区と隣接し、地理的なメリットを持っています。黒竜江省の王文涛省長は「今年1月から5月にかけて、対ロシアの貿易額は68億4000万ドルに達し、52%増となった。教育、文化、スポーツ、観光、メディア、科学技術、金融、インフラ整備など多くの分野において全面的な協力を行い、多くの成果を収めた」と紹介しました。(殷、謙)