北京
PM2.577
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中国の社会信用体系建設はその成果が徐々に現れ始めています。今後、中国は更に社会信用立法と基準化体系建設を加速させ、社会信用体系建設のトップダウンデザインを完備させて、各地方の各部門が地方別または業界別の社会信用法律・法規の策定を奨励するとしています。
このほど、中国民用航空局は公式サイトと「信用中国」のサイトで、飛行機の搭乗が制限されている86名の信用厳重喪失者リストを初めて公表しました。リストに含まれている人たちは、リストが公開された日から1年間は飛行機への搭乗が禁止されるということです。中国民用航空局政策法規処の郭仁剛副処長は「これらの対象者は、空港あるいは飛行機で関連する政策と法律規定に違反したことで、公安部門に懲罰を受けた人だ」としています。
今回の86人の信用喪失者リストのほか、「信用中国」のサイトでは税務や証券、先物取引、鉄道などの分野で深刻な違反行為を行った83人のリストも公開されています。これらの対象者も、1年間鉄道や飛行機の利用が禁止されるということです。
また、中国では地方における社会信用体系の建設を進めるため、43の都市で試験的に実施し、社会信用体系建設モデル都市に認定されています。モデルの1つである義烏市の信用センターの陳奇副主任は、「義烏は信用情報の共有プラットフォームを建設した。今年の1月までに52部門と100社以上に渡る金融機構の信用データを集め、全市の企業と個人のデータをまとめた」と紹介しています。(RYU、星)