北京
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国連人権理事会のボジスラブ・スツ理事長は20日、スイスのジュネーブで「ルールに基づき、脱退を発表した米国に代わる新しい理事国を選出する」と明らかにしました。
スツ理事長は、この日に行われた人権理事会第38回会議で、「国連人権理事会は現在、政府間人権事務について話し合う世界でただ一つの場となっている。人権問題はここで話し合うことができなければ、ほかの場所でも効果的に対応できなくなる」と強調しました。
米国のヘイリー国連大使は脱退の理由について、19日ワシントンで「イスラエルに対して偏見があり、人権を効果的に保護できない」などと説明しました。
国連人権理事会は47カ国で構成され、このうちおよそ3分の1が毎年改選されます。理事国の任期は3年で、連続二期を務めた後は再選できません。米国の任期は2017年から2019年までとなっています。(殷、森)