北京
PM2.577
23/19
イラン国営テレビの4日の報道によりますと、イランの最高指導者ハメネイ氏はこの日、自国の核開発機関に対し、直ちにウラン濃縮能力を19万分離作業単位(SWU)まで回復させるよう要求したということです。
イランはイラン核問題6ヵ国(米、英、仏、露、中、独)と2015年7月に核問題に関する正式合意を達成しました。合意では、イランが自国の核開発計画の制限を承諾すること、イランに核の平和利用の権利を認めること、および国際社会のイランに対する制裁措置を解除することが定められました。
ですが、トランプ米大統領が先月8日に核合意からの脱退を宣言、イランへの制裁を再開することを発表したことを受け、イラン側は、「現段階では核合意の枠組み内に残り、関連各方面と話し合うが、合意内容に定められたイランの利益が守られない場合、イランの核開発機関は『あらゆるレベル』でウラン濃縮活動を再起動するだろう」とのスタンスを示しました。(怡康、む)