北京
PM2.577
23/19
ここ最近オーストラリアの政府高官が数度にわたり公開の場で対中関係の改善を望む発言をしていることについて、外交部の陸慷報道官は22日、「中国側は対豪関係を重視しており、豪側と両国関係の改善の手立てについて検討をしたいと考えている。中国側は同時に豪側には色眼鏡を外して頂き、ポジティブな角度から中国の発展を捉えて欲しい」と述べました。
報道によりますと、王毅国務委員兼外交部長が21日、G20外相会合に出席した際、豪政府のビショップ外相と会談、ビショップ豪外相が「豪側は中国を重視しており、中国の発展は大きなチャンスと考えており、脅威とは捉えていない。豪中両国に一部の齟齬が存在するのは正常なことだ。しかし、豪側は誠意を示し、理性的に齟齬をコントロールし、互いの誤判断を避け、早期に豪中関係を改善し発展させて行きたいと考えている」と発言したということです。これについて、陸報道官は「中国側は中豪関係を重視しており、豪側が自ら述べた思いを実際の行動に移されるよう希望している、豪側がもしも心から両国関係の正常化を望み、継続的な発展を実現していくと言うのであれば、時代に合わない伝統的な思考法を捨て、色眼鏡を外し、ポジティブな視点で中国の発展を捉え、両国の協力を後押ししていく必要がある」と述べました。(む)