北京
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23/19
中国の国務委員でもある外交部の王毅部長は、フランスのパリで現地時間16日、ルドリアン外相と会談し、共同記者会見に出席しました。
王部長は3つの突破口を通じて、両国の実務協力を全面的に深める意思を表明しました。まず、進行中の大きな協力事業を通じて、原子力、航空宇宙などのハイテク産業における融合や発展を促進していくこと、次に中国の新たな対外開放をきっかけに、イノベーション、人工知能、デジタル経済などの新興分野でも協力を展開していくこと、そして両国の環境年を利用して、気候や環境分野で意思の疎通や連携を強化していく、といった内容です。環境年は、首脳間の合意で決定したものであり、両国の範囲を超えて国際的な影響力を持つものです。これについて王部長は「早期に実行し、エコな製造や金融に関する両国の協力を推し進めると共に、気候変動への対応や持続可能な発展の実現に取り組んでいく」と示しました。
また、王部長は「『一帯一路』建設と、フランスの発展戦略との結びつきを探ることは、両国の協力に新しい機会を与えると見ている。マクロン大統領は『一帯一路』の参加に開放的な姿勢であり、中国はこれを評価する。我々は、平等な交渉を通じて、協力のパターンや方策を検討し、第3国の開発に大いに取り組んでいきたい」と期待を寄せました。(殷、森)