北京
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23/19
パレスチナ人の強い抗議と多くの国が非難の声を上げる中、在イスラエル米大使館は14日、エルサレムに正式に移転しました。パレスチナ人は同日、各地で大規模なデモを行い、イスラエル軍との間で衝突が発生しました。これまでにパレスチナ人55人が死亡、2800人以上が負傷しました。
米国のサリバン国務副長官は米国代表団を率いて、同日に開かれた大使館移転を記念する開設式典に出席しました。
また、トランプ大統領はテレビ演説を行い「米国大使館をイスラエル西部の商都テルアビブからエルサレムへ移転することは以前からやるべきことだった」と示しました。
イスラエルメディアは「外務省は86のイスラエル駐在の外交使節団に開設式典出席の要請をしたが、出席を確認できたのは半分だけだった」と報道しています。
パレスチナ人は14日、ガザ地区にあるイスラエルと隣接している地域、及びヨルダン川西岸都市のラマラ、ベツレヘム、ヘブロン、ジェリコなどの各地でイスラエル軍との間で衝突しました。
さらにフランス、レバノン、ヨルダン、エジプトなどの国の政府、及びアラブ連盟の高官は米国大使館の移転に反対を示すとともに、イスラエル当局に対して武力行使の際には冷静を保つことを求めました。(殷、星)