北京
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北京時間9日午前2時28分、太原衛星打ち上げセンターで、地球観測衛星「高分5号」が長征4号C型運搬ロケットによって打ち上げられました。
今回打ち上げられた「高分5号」は、高解像度地球観測衛星「高分シリーズ」の中で唯一、高分解能スペクトル解析機能を持ち、生態環境の総合モニタリングや国土資源の探査、気象観測など、多くの分野に応用が可能です。これまで海外に頼っていた高分解能スペクトル解析データの入手を、国内で供給できるようになると見られています。
これについて、中国生態環境部衛星環境応用センターの王橋主任はインタビューに対し、「『高分5号』衛星の打ち上げ成功によって、これまで中国製の衛星が苦手としていた地域でも大気汚染ガスの効果的な観測ができるようになる。大気汚染情況をリアルタイムにモニタリングすることで、『大気汚染防止行動計画』の実施にも非常に大きな意味があるほか、水質汚染の防止や、生態環境の監督管理などの面でも重要な役割を果たすだろう」との期待を寄せました。(Lin、謙)
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