北京
PM2.577
23/19
タイのバンコクに本部を置く国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)が7日に発表した報告書で「中国経済のモデル転換とグレードアップは、貿易や投資などの分野でアジア太平洋地域のほかの経済体に重要かつ積極的な影響をもたらす」と示しました。
国連アジア太平洋経済社会委員会は、この日に発表した『2018年アジア及び太平洋経済社会概況』で「2030年までに、全要素の生産性が資本形成を超えて、中国経済の成長推進に対して主要な要素になる可能性がある」としました。
さらに報告書では、「中国の産業グレードアップとモデル転換に伴い、アジア太平洋地域の発展途上国は、技術に対する要求が低い労働集約型製造業を大きく発展させるチャンスがある。中国国内の市場規模が絶えず拡大していることは、当地域の貿易パートナーにチャンスをもたらしているほか、中国の対外投資が絶えず増える中で、貿易パートナーと互恵共栄の貿易関係を築くことができる」と指摘しました。
国連アジア太平洋経済社会マクロ経済政策と発展融資部門の責任者であるマリク氏は発表会で、「中国は世界の金融科学技術分野でトップの地位を確立し、中国のイノベーション能力は当地域のほかの経済体に影響を与えている。中国の経験は研究と学習に値する」と述べました。(RYU、星)