北京
PM2.577
23/19
米国の新国務長官であるマイク・ポンペオ氏は現地時間2日、米国は今後、自国の利益を最優先で維持するため、必要な時期に「強硬な外交政策を実施する」との考えを表明しました。
この日、ポンペオ氏は正式に米国の第70代国務長官に就任しました。その就任式での演説の中で、ポンペオ国務長官は「米国は今、安全や繁栄、自由など多くの面で脅威を抱えている。今後、国務院チームを率いて、全力を挙げてこうした脅威に対処していくと同時に、国際舞台における米国の、尊敬され、かつルールあるリーダーシップの地位を確保するようつとめていきたい」と語りました。
また、朝鮮の核問題について、ポンペオ国務長官は「最終的な結果はまだ分からないが、今は問題を徹底的に解決すべき時期だ」と強調したあと、イランの核合意について、「米国は今、イランの敵対行為に対応している。欠陥のあるイラン核合意に対して、決定を下すつもりだ」と説明しました。
トランプ大統領は3月13日、前任のレックス・ティラーソン国務長官を解任し、後任に米中央情報局(CIA)のマイク・ ポンペオ長官を指名すると発表しました。そして、米上院は4月26日、賛成多数でマイク・ポンペオ前CIA長官を国務長官に承認しました。(非、謙)