北京
PM2.577
23/19
中国茶葉流通協会と信陽市政府の共催による第26回信陽茶文化フェスティバルが28日に、河南省信陽市で開幕しました。今回のフェスティバルは3日間にわたって行われ、期間中には信陽茶葉博覧会のほか、2018全国春茶生産販売形勢分析会、中国国際茶商大会および一帯一路沿線国家貿易交渉会、信陽特色農産品展覧会などのイベントが開催されます。
開幕式では、中国共産党信陽市委員会書記の喬新江氏が司会を担当し、第一回「中国製茶の大家(緑茶類)」の授賞式が行われました。賞の授与をつとめた中国茶葉流通協会の王慶会長は「今後も中国の伝統的な茶葉加工製作技術を守り、伝えて、『茶の大国』の職人精神を盛り上げていきたい」と述べました。
また、信陽市の尚朝陽市長は「『信陽毛尖』は9年連続して中国茶トップ10に選出され、ブランド価値はすでに63.52億元に達した。今回のフェスを通して、信陽市は茶葉による開放拡大を続け、『一帯一路』戦略に積極的に参加し、茶産業と茶文化発展の新たな1ページを開いていく」と示しました。
「信陽毛尖」は中国トップ10の銘茶に数えられる緑茶の一種です。主な産地は河南省南部の大別山区信陽県に分布していて、山々が重なり合う海抜300~800mの谷間にあります。茶葉は、真っ直ぐに伸びた細長い形状をしており、毛茸(白毛)が多く、深緑色をしています。信陽毛尖は1915年にパナマ万博で金賞を受賞したことで、その名が知られるようになりました。1982年には国家優良産品に指定され、1990年には国家商業部優良産品に指定されています。(取材・写真:趙雲莎)