北京
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中国の大手自動車メーカー・奇瑞汽車(チェリー自動車)の陳安寧社長が25日、北京モーターショー2018のプレスデーの場で、中国国際放送局(CRI)記者のインタビューに応え、日本を含む海外進出などについての考えを述べました。
チェリー自動車の陳安寧社長
陳社長はまず「チェリー自動車は15年連続して、中国車の海外での販売台数で1位となっている。2001年から海外進出を始め、現在は80余りの国と地域で販売しており、多くの国で高い市場シェアを保っている。いまは、欧州への全面進出を計画中だ」と説明しました。
北京モーターショー2018のチェリー自動車ブース
日本市場への進出については「日本の消費者の消費習慣や自動車に求めるものは中国とは異なり、チェリー自動車がこれまで進出してきた80余りのどの国・地域とも異なるようだ。これについて把握するには、まだ時間がかかる。日本市場に入るための準備はできていない状況だ」としながらも、日本企業との協力については「優れた技術は全て歓迎する。日本を含む世界中の企業とウィンウィンの協力を行っていきたい」とのオープンな姿勢を示しました。(取材:斉鵬、梅田謙)