小柳秀明さんが長年、貴陽市で活躍して地元の環境問題の改善に大きく貢献しました。これについて、貴陽市環境保護局の許世国副局長は「彼は謙虚で、情熱に溢れ、仕事に対して非常にまじめな人で、貴陽市の大気汚染改善や水質保護などなどに大きく貢献した。中国人にとても親切で、中国人スタッフとの仲もよい。JICAを中心とする小柳さんの協力で、貴陽市では、専門的な環境保護チームができ、人材も養成され、本当に感謝している。彼との付き合いの中で印象が一番強かったのは、貴陽市が循環型経済に関する全国で初めての法規を作る時、日本に帰っていろんな資料を探してくれたことで、特に、数多くの資料は自費でコピーしてくれたと聞いて、本道に感動した」と話してくれました。
小柳さんの近くにいる人は、この3年間彼の活動をどうみていますか。小柳さんの助手である孟梅さんは、「小柳さんは、仕事に百パーセントの情熱をかけて、中国では、いろいろな環境問題に挑戦している。また、やさしくて思いやりがあって、人との交流を大切にしている。勉強や調査を非常に重視し、掌握したデータはいつも地元の人より豊富だ。これまでに収めてきた業績はJICAや中国国家環境保護総局に高く評価されている」と語ってくれました。
小柳さんは子供2人がいって、家族は夏休みや冬休みを利用して中国に来ますが、しかし、みんなばらばらに来ています。仕事で子供の面倒を見ることも出来ません。ある日、息子が来ましたが、蒙古に行って黄砂の発生源を調査に行かなければならなかったので、息子を連れて砂漠に行きました。逆によかったのは、自分がどんな仕事をしていたのか家族に理解してもらうことが出来ました。
環境保護分野の中国人スタッフをどう見ているかについて、小柳さんは、「中国には非常に優秀な方が多く、現在、現場での経験を積んで、私と同じようになり、あるいは私のレベルを超えている」と語りました。
これからの環境保護分野における中日両国の協力について、小柳さんは、「中国の環境問題が非常に重要で、これまでの協力はODAを中心に行われてきたが、一方、中国経済の高度成長の本で、環境保全への投資も高まっているが、技術を中心とする協力がまだまだ必要だと思う」と話してくれました。
今後、中国とどういうふうにかかわりをもつかについて、小柳さんは、「希望としては、日本と中国の間を行ったり来たりして、中国との協力を引き続きやっていきたいな」と語ってくれました。
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