去年、日本の愛知県で行なわれた愛・地球博で「地球を愛する100人」に選ばれたイギリス人、ポール・コールマンさんのことを、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、世界を歩いて植樹活動をしてきた方です。
コールマンさんは環境保護の理念をアピールし、徒歩で4万キロ余り歩き、30数ヶ国であわせて百万本近くの木を植えました。今回コールマンさんは、中国の「グリーンのオリンピック」を応援するために北京を訪れたのだそうです。
先月10日午前、中国の旧正月の連休が明けたばかりのころ、北京市東城区にある東四オリンピックコミュニティーの娯楽センターで、国内外から集まってきた環境保護ボランティアは「地球を愛しよう」と訴える歌を合唱していました。
その中で、背は高くないものの、白い髭を伸ばしているイギリス人、つまり、徒歩で4万キロを踏破し、植樹してきたコールマンさんはとても目立ちます。
51歳に見えない元気さを見せるコールマンさんは、若い頃は旅客船のコックをやっていました。毎日生まれるゴミをそのまま海に捨てていいのか、当時戸惑っていたことが頭に深く残りました。その後、ある富豪の運転手として世界中を回り、一部地域の環境破壊の深刻さに目を覆われました。
その後、コールマンさんは仕事をやめ、環境保護のアピールにすべての時間をかけることにしました。
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